約 3,698,141 件
https://w.atwiki.jp/clglkojinmatome/pages/16.html
ソーン誕生日ツイート※山中P Twitter
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3234.html
今日はワタシの誕生日ナンダナ! ネウロイが襲撃が激しい日々だけど、今日はスオムストップエースの誕生日とあって 基地の皆がお祝いしてくれたゾー! 整備士は勿論、ハッセ、ラプラ、隊長もプレゼントくれたヨ! でも、シュールストレミングはカンベンナ 二パも珍しく、今日の出撃では不幸な目にアワなかった。 プレゼントは二パとお揃いのセーターくれたけど、直ぐに雷が二パに直撃して 服が焦げちゃったから、二パに上げたケドナ お姉ちゃんからもプレゼントモラッタけど、アリスの服は良い年してるから着ないヨ 今日は楽しい一日でもっと騒ぎたかったケド、明日もネウロイの侵攻が来るカモ知れないから もう寝ないといけない。それじゃ、お休みナンダナ(・x・) ふと、気が付いてみれば私は荒野に立っていた 普通の人間なら慌てるところだろうけど、私はここが何か知っていた。 だから、後ろから声が聞こえても驚くことはなかった 「お誕生日おめでとう。エイラ」 「オバサマ!!」 私はすぐに振り返って、その人物に抱き付いた 「オバサマに会いたかったゾ!」 「もう、甘えん坊ね。エイラは」 「私はオバサマの事がダーイスキなんだから!」 「うふふふ。そうだったわね」 ここは、私の大好きなオバサマと会える機会なんだからな! 「二パの奴ね、今日は珍しく不幸な目に合わないなーと思ったら、最後の最後に不幸が来たンダヨ!」 「あらら、それは大変だったねえ」 私は、その日に起こったことを楽しく大げさに伝えた。 オバサマも私の話を聞いて楽しそうだった。 そんな事が続いて、ふと、オバサマが思い出したかのように 「先ほども言いましたがエイラお誕生日おめでとう。私からもプレゼント渡します」 「えっ?ホント!オバサマからもプレゼントくれるの!?」 「そうですよ。はい、これが私からのプレゼント」 そういって、渡してくれたのは 「これは・・・ミサンガ?」 「そうよ。あなたの事を守ってくれるお守りよ」 「オバサマ・・・・ありがとう!大切にスルヨ!」 「うふふふ。大切にしすぎて、無くしちゃダメよ」 「もー。私はそんな子供みたいなことシナイゾー」 私が膨れていると、オバサマが頭を撫でてくれた 「ごめんごめん・・・・でも、私はあなたの事が心配なのよ。 遠く離れても、私の大切な子なのよ。あなたの事でもしもの事があると・・・」 「オバサマ・・・約束する!オバサマを悲しむようなことは絶対しないと約束する!!」 「ありがとう・・・それじゃあ、またね」 「ウン、またね!オバサマ!!」 翌朝、目覚めてみれば、手首にミサンガが巻いていて、とても嬉しかったんダゾ! その後、スオムスに迫ってきた超巨大ネウロイを皆で撃破したんダナ その時に、不覚とってネウロイの攻撃受けたけどミサンガのお守りが発生して無傷ダッタ 代わりにミサンガが黒く焦げて切れてしまったのは、ちょっと泣いたケド 超巨大ネウロイ撃破後、私は第501統合戦闘航空団へ転属することになったんだけど そこでちょっと我儘を言ったんダナ ―――数週間後 横須賀の港に客船が横付けされ、タラップが下ろされると元気そうな女の子が居の一番に降りてきた。 「ふぃぃぃ。ようやく到着したンダナ!」 スオムスのトップエース、エイラ・イルマタル・ユーティライネンは扶桑の大地に踏みしめた。 彼女はそこで運命的な出会いを果たすのであった・・・・
https://w.atwiki.jp/okaishonen/pages/146.html
「みぃたんと舞ちゃんのどっちを好きなのかわからないか」 「うん、どっちが好きなんだかさっぱりわからなくて・・・二人とも大事な人だし、一人に決めるのは辛くて」 「とは言ってもねぇ~どっちかに決めないと相手に悪いと思うな。私も相談に乗ってあげるって偉そうに言っちゃったけど、これは答えられないな」 「だよね。僕もわかってるんだ。曖昧なままではいられないんだって。かと言って、決められないんだよ」 「私がその立場でも同じかも。結局みぃたんか舞ちゃんかを選んでもがどっちかが傷つくことになるんだもん」 なっきぃが言う通り、舞美ちゃんと舞ちゃんのどちらを選んでも、どちらかが傷つくんだろう。 僕にとって、舞ちゃんも舞美ちゃんも大好きだから、苦手な数学の問題を解くよりも二人のうちどちらが好きかはっきり決めろ、と言われる方がよほど難しい問題だ。 こんな問題にぶつかったとき、本来なら僕自身の力で切り開かなくてはいけないんだ。 だけど、もう僕の胸にしまいこんでいられないくらい、苦しみは大きくなっていて、なっきぃからの申し出は渡りに船だった。 「もぅそんな暗い顔しないで。千聖に暗い顔は似合わないよ。悩んでたってわかんないことは時間が解決してくれるよ」 「時間が解決って、このまま悩んでいろってこと?」 「答えが出せないことにずっと縛られるよりは、毎日を一生懸命に生きるの。遠回りにみえても、それが一番答えに繋がる近道と思うから」 「ふぅ~ん、そっか。そういうもんなんだ」 「そうそう、ずっと悩んでいればいいってものでもないんだって。案外、答えはもう決まっているかもよ。ただ、自分が答えに気づいてあげてないだけ」 散々苦しんだのに、答えはもう決まっているって言うのか!? 益々僕には理解不能な内容に、なっきぃの顔をしげしげと覗きこんだ。 なっきぃはじっと不思議そうな顔でみつめる僕と目があうと、くすっと笑いだした。 「なんてね、私も千聖と同じ立場ならどうするか考えたとき、まだ決めないで先伸ばしにすると思ったの。答えは決まってるんだもん。きっかけさえあれば動けるよ」 きっかけ、か。 きっかけだけなら今までにもあったかもしれないのに、どうして僕がこれだけ苦しむ前に何もなかったのだろう。 「千聖の場合はたまには大いに悩むことも大事かもね。普段は何事にも悩んでいなさそうだから」 「はいはい。どうせ脳みそがすっからかんですよぉ~だ」 「すぐ開き直る。そんなところはまだ子供だね」 「こっちからしたら、なっきぃが大人になっててショックだよ。誕生日だって四ヶ月しか違わないのに・・・って、あぁ~!!」 「叫んじゃってどうしちゃったの?」 「いっけね、忘れてた。誕生日おめでとうって言い忘れてた。それにプレゼント用意してないや」 「そうだ、私の誕生日なのに千聖君からは何ももらってないんでしたっけね。どうしようかしら?」 なっきぃはおすましポーズにアヒル口で、僕をじっとみつめて視線を外してくれない。 表情からして本気で怒っているようにはみえないし、なっきぃは僕をからかっているのだろうか? 焦らされるのは好きじゃないから、なっきぃに考える間を与えずに何がほしいか聞いてみた。 「ほら、早く早く。何がほしいか言ってみて」 「えぇ~こっちが考えだしてからろくに時間も経ってないのに焦らせる気なんだ。ん~とねぇ~とくに欲しいものはないかな」 「マジで!?」 「マジで。だってね、今こうして千聖と一緒にいられることが何よりも嬉しいの。プレゼントって言うならこの時間がプレゼントだよ」 「なっきぃもキザだね。僕が女の子だったらイチコロだよ。一緒にいられることが何よりも嬉しいとかさ」 「褒められてるんだか、からかわれるんだかさっぱりわかんない」 なっきぃが笑顔がまだまだ子供っぽくて、僕は一人安心してしまう。 なっきぃは今年の春で高校生になるだけあって、大人の意見が聞けた気がした。 いつの間にこんなにも大人になったのかな、なっきぃってば。 僕や愛理、舞ちゃんを置いて一人先を行かないでほしいな。 キューティーガールズの二人だって、来年には高校生の仲間入りをするんだからさ。 「あっ、そうだ、強いてプレゼントを言うなら今日くらい大人しく千聖に湯船に浸かってほしいことかな。よぉし、カウントしていくよ」 「嫌だよ、記録作る為にお風呂入るわけじゃないんだから、もう出るよ」 「そうはさせない。落ち着きなさい。汚いと舞ちゃんにもみぃたんにも嫌われちゃうんだから」 「OKOK!! 1・2・3・4・・・」 カウントを楽しそうにやるなっきぃ、もう湯船から出たくてウズウズする僕。 まだまだ僕らには賑やかな雰囲気が合うようだ。 何はともあれ、なっきぃ、お誕生日おめでとう!! ←前のページ 次のページ→
https://w.atwiki.jp/hidexxx/pages/91.html
wtkの方々がよく開催するもの。 お誕生日の方のうちわ等を持参し、その場に居るようなふいんき(ryにする人もいるようだが、 普通にそんなふいんき(ryにはならない。 ぱせらたそからはにーとーすとをいただく為に、関係のない人でもとりあえず開催することがある。 その場合、ぱせらたそのサプライズ的な粋な計らいにこころが痛むことがある。 関連ワード ぱせらたそ ゆかりんはっぴーばーすでい
https://w.atwiki.jp/clglkojinmatome/pages/20.html
佐竹笙悟誕生日ツイート※山中P Twitter
https://w.atwiki.jp/remiliamm/pages/39.html
__ /⌒ヽ _,.-ニ二ヽ〃´ ̄ ̄`ヽ、 (⌒⌒) / _,.-‐''"´`ヽ/⌒ヽ、 `ヽ、 \/ 〃 / _,.-‐- ‐- 、 ヽ \ヾ、 ,-‐/ / / / \ ヽ ヽ / / /_//_/l/|l l /|_i,,,_ヽ ヽ、! / /イ ハ/l/__l | ヾN/ _!」,,i/ト lヽ、 `ー--‐|/| イ/ |` ゙̄'' 〃 ゚!i!| l ヽ __ レト_lヾi、 __ ' ヾ;;ツ,l!.レ' !. l \ ヽ、ヽ (ヽ ヽ|\ `‐' `/)| レi |`ー-一' (⌒ヽ`ヽ `レ|>、,.-r‐ニ´ ̄´|ハ| レ' { `二)-、ト、_i´ ̄`ii´ ̄`!___ \ ,へー'____ハ \,.-、/ ̄ } ̄ヾ、__/ハ //ハ、____,イ >{___}< 〉 ` ̄´ } {∨ 〉 l /l| |i\_/-‐'-、/ ,ノ \ /i |´ |l !| L-‐-、/ ̄ `ー| | || || | |╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ 【ミント】☆ ♀種族:軍人性格:はらぐろLv.10HP 32MP 88こうげきりょく Eしゅびりょく E+すばやさ D++かしこさ Dせいしん D【呪文】 ホイミ 消費5 味方単体のHPを回復する【魔法・単体・回復】 バイキルト 消費6 味方単体のこうげきりょくを上昇させる【魔法・補助】 スカラ 消費3 味方単体のしゅびりょくを上昇させる【魔法・補助】【特技】 権謀術数 消費5 敵単体の最も高い能力値を下げる【妨害】【パッシブスキル】 騎乗(メーモン) / メーモンがいる場合、戦闘開始と共に騎乗する 名門 / 獲得する資金が2倍になる【アクティブスキル】 コスプレ / 一つだけ能力値をAにすることができるが、残りの能力値はEになる【固有スキル】 ジャンクフードマニア / ジャングフードを食べるとHPMPが全回復する【耐性】 世界の主 / 無効:【即死系】
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2057.html
澪「うーん……んーむ」 律「どしたー、さっきから唸ってばかりで。便秘か?」 澪「ばか、そんなんじゃないよ」 律「じゃあなんだ?」 澪「ほら、もうすぐ梓の誕生日が近いからさ。何をプレゼントしようかずっと考えてて…」 律「おおっ、そっか梓の誕生日が近付いてたかー、これは当日ちょっとばかり豪勢なケーキでも用意して上げないとなっ!」 澪「それ、用意するのはムギでお前じゃないだろ……」 律「ぐっ、ばれたか」 澪「もう」 律「ま、それはそれとして……梓が何をご所望か、いっそ直接聞いてみたらどうだ?」 澪「ええ? 流石にそれは驚きが無くなるだろうし…」 律「いやさ、正直梓は澪からなら何をプレゼントされても喜ぶだろうしさ」 律「ならいっそ本人に何が欲しいか聞いてみるのも一つの手かと思って」 澪「そうかな」 律「そりゃそうさ、梓にとっちゃ愛しの澪先輩からのプレゼントってだけで感無量ってもんだぜ」 澪「な、何言ってるんだよもう///」 律「んっふっふ」 澪「けど、確かにそれも一つの手かな…」 ・・・ 梓「えっ、誕生日に何が欲しいか……ですか?」 澪「うん、もし梓のお気に召さない物プレゼントしちゃったらお互い気まずいだろうし」 澪「何か欲しい物とかあったら言ってくれ、私に用意出来るものなら用意するよ」 梓「そ、そんな、恐れ多いですよ」 澪「いいんだよ、梓にはいつも迷惑かけてるし何より日頃の感謝の気持ちを表したいんだ」 梓「迷惑だなんて……私はその、澪先輩がいなかったら……」ゴニョゴニョ 澪「ん、なんだって?」 梓「い、いえ! 何でもないですっ」 梓「じゃあその……プレゼントというか、一つお願い聞いてくれますか?」 澪「ああ」 ・・・ 律「よーし、時間も時間だしそろそろ帰るかー」 唯「今日のケーキは正に格別の美味しさだったね、あーずにゃんっ」ダキッ 梓「もー、分かりましたから離れて下さい……よっ」グイッ 唯「むー」 紬「せっかくの梓ちゃんの誕生日だからちょっと今日は豪勢なケーキにしちゃったけど……梓ちゃん、嫌だった?」 梓「そ、そんなことないです、スーパーメロンケーキとても美味しかったですし……ただただ光栄な限りです」 律「おおっと!こんな所にも柔らかなメロンが四つも」ムニムニ 澪紬「ひゃああ!?」 律「うぬう、どちらのメロンも甲乙つけがたい大きさと柔らかさ…」 澪「ふん!」ポカッ 律「はうっ!」プク- 紬「ひどいわりっちゃん!いくら無い物ねだりだからって……」 律「ぐさっ!」 紬「もう、見失なったわっ!」 唯「ムギちゃん、それを言うなら見損なったじゃない?」 紬「ふざけ半分だけど、どっちが正しいか分からなかったから賭けてみたの……そして負けちゃった」クスン 梓「ど、どんまいです」 澪「あ、ああ、どんまいだムギ」 律「私への何気に精神的なダメージのフォローはないのか〜……」 ・・・ 梓「じゃあ皆さん、私はここで」 澪「私もここで」 唯「えっ、分かれ道ならまだ先だよ?」 梓「ちょっとその……弦の代えが無くなってきたので商店街の方に寄ってこうと」 澪「私はピックがかなりボロボロになってきたから、梓と同じく」 律「ほほう、相変わらず二人とも練習の虫だなー感心感心」 澪「律に言われてもあまり嬉しくないな……」 梓「澪先輩と同じくです」 律「なにおー!」 唯「二人とも頑張り屋さんだねー、澪ちゃんとあずにゃんのそういうとこ憧れるなあ」 澪「ほ、褒めすぎだよ///」 梓「そ、そうですよ///」 紬「でも頑張りすぎも禁物だから適度に休んでリラックスすることも忘れずに、ね?」 澪「ああ」 梓「はい、お気遣いありがとうございます」 律「……だから私へのフォローはないのか〜」 唯「はっ! ごめんよりっちゃーん!」ダキッ 律「おお心の友よー!」ガシッ 梓「もう、校門前で……では皆さん、また明日」 澪「みんな、また明日な」 紬「ええ、また明日ね」 ・・・ 澪「梓、さっそくプレゼントしたマフラー巻いてくれてありがとうな」 梓「せっかく澪先輩からいただいたプレゼントですから、ずっと巻いてたいぐらいです」 澪「もう、大げさだぞ……ふふっ」 梓「なんだかすいません、お願いまで聞いていただいたのに」 澪「いいんだよ、みんなもちょっとしたプレゼントを梓にあげてるのに私だけないんじゃ格好つかないし」 澪「何より、私が梓に日頃の感謝を込めてプレゼントしたかったんだからさ」 梓「澪先輩っ……ありがとうございます」 澪「さ、どこに夕飯食べに行こっか?」 梓「あ、それなら私のお気に入りの店があるのでそこで」 澪「梓のお気に入りの店か…楽しみだな」 梓「そんな、あまり期待されるとプレッシャーになっちゃいます」 澪「どこの店なんだ?」 梓「あ、はいこっちですっ」 ・・・ 梓「ど、どうですか?」 澪「へえ、ずいぶんと古めかしい店だな……昔あった懐かしい純喫茶、って感じだ」 澪「座るシートも革張りで、机もずっと昔にあったビデオゲームの台が使われてて……まるで昭和の時代にタイムスリップでもしたみたいだよ」 梓「あまり趣味に合わないですか?」 澪「いいや、逆に新鮮ですごくいいよ」 梓「ならよかったです! ここのナポリタンとコーヒーがすごく美味しいんです!」パァァ 澪「よし、じゃあそれにしよっかな?」 梓「はい!」 ・・・ 澪「いい店だったよ、ナポリタンもコーヒーも美味しかったし」 梓「気に入っていただけて嬉しいです」 澪「前からよく来ていた店なのか?」 梓「はい、小さい頃からお父さんに連れられて昔からよく」 澪「そうなのか」 梓「私のお気に入りの店なので、だからこそ他の人と来ることは今までなかったんですけど」 梓「澪先輩となら一緒に来てもいいなって、そう思ったので……」 澪「な、何だか光栄だな……ありがとう、梓」 梓「どういたしまして、です」 ・・・ 梓「着きました、ここが私の家です」 澪「ここが梓の家か……綺麗な家だな」 梓「さっ、どうぞ入って下さい」 澪「うん、おじゃまします」 梓「こっちが居間です」 澪「お、こっちの棚にすごい数のレコードがあるな」 梓「よかったら後で聞いてみてもいいですけど……とりあえず私の部屋に行きませんか?」 澪「そうだな、梓の部屋見てみたいし」 梓「べ、別に珍しいものはないですよ?」 澪「でもやっぱり気になるからな、ふふっ」 ・・・ 梓「どうぞ、ここが私の部屋です」 澪「さすが梓だな、部屋が綺麗に整理整頓されてて」 梓「あ、ありがとうございます」 澪「音楽雑誌も豊富だし、CDも昔のから最近のまであって……やっぱりすごいな」 梓「あのっ、澪先輩」 澪「ああごめん、なんだ?」 梓「一休みしたら練習しませんか? 防音室がありますのでそちらで」 澪「え、防音室なんてあるのか!?」 梓「は、はいっ、両親もよく使っていますっ」 澪「むう、流石は梓の家、音楽に長けた中野家というところなのかな……」 梓「そんな、ただ音楽にはうるさい一家なだけですよ」 澪「私には音楽にうるさいところ、すごく魅力的に感じるな」 澪「もちろん、梓にも」 梓「み、澪先輩ったら///」 澪「じゃあせっかくだから、防音室で二人で練習しよっか?」 梓「は、はい!」 ・・・ ボ-ン・・・ジャ-ン 澪「ふう、時間も時間だしこんなところかな?」 梓「はい、澪先輩と二人とはいえ十分に練習出来て満足です」 澪「今日の部活は梓の誕生会で大して練習出来なかったからな……ごめん」 梓「い、いえ! 皆さんに祝っていただいて私嬉しかったですし……今日ばかりは気にすることないです」 澪「ん……ありがと」 梓「それより私汗掻いちゃいましたし、お風呂入りませんか?」 澪「もしかして一緒に?」 梓「い、嫌であれば別々でも構わないですけど……」 澪「んー……いや、梓とならいいかな……なんて思ってたり」 梓「ほ、ほんとですか?」 澪「うん、ほんとだぞ」 ・・・ 澪「あ、お風呂場綺麗でそれに結構広いな」 梓「いつもお母さんがお風呂場の掃除、してますから」 澪「梓はお風呂場の掃除、してないのか?」 梓「えーっとそれは……ちょっとあの……」 澪「梓、家の手伝いはしないとダメだぞ?」 梓「す、すいませんです」 澪「別に責めてるわけじゃないけどな……さ、入ろっか」ヌギヌギ 梓「は、はい」ヌギヌギ 澪「んしょっと」バイ-ン 梓「はわわ……」 澪「梓、どうしたんだ?」 梓「な、なんでもないですっ!」 梓(やっぱり胸のボリュームが違いすぎです…それに比べて) 澪「梓、風邪引いちゃうから早く入ろ?」 梓「はっ、はいすいませんっ」 ・・・ 梓「お湯加減、ちょうどいいですか?」 澪「ああ、ちょうどいい熱さで気持ちいいよ」 梓「ならよかったです、じゃあ私から髪洗いますね」 澪「あ、私が洗ってあげるよ」 梓「えっ、そんな悪いですよ」 澪「いいからいいから」 梓「は、恥ずかしいです///」 澪「大丈夫、優しくするから」 梓「はっ……はい///」 澪「じゃあそっち向いて目つむってて」 梓「はいっ」 澪「かゆいところはありませんか、お客様?」ワシャワシャ 梓「だ、大丈夫です……ってお客は澪先輩のほうですよ」 澪「あ、それもそうか……じゃあ髪流すから目つぶってて」 梓「はい」 澪「〜〜♪」サァ- 梓「んんっ…」 澪「よし、洗い終わったぞ」 梓「ありがとうございます、わざわざ」 澪「いやいや、ところでお風呂から出たらさ……」 梓「?」 ・・・ 澪「じゃ、入れるよ」 梓「は、はい、ゆっくりお願いします…」 澪「ああ、了解。痛かったら言ってくれ」 梓「……んっ、ふあっ、あ……///」 澪「大丈夫か?」 梓「は、はい……気持ちいいのでそのままお願いします」 澪「ああ、分かった」 澪「……よし、もう片方の耳もこれでおしまいだ」 梓「あ、ありがとうございました、耳そうじなんてしていただいて」 澪「私のマ……母さんが昔よくお風呂上がりに耳そうじしてくれて、あれが気持ちよかったからさ」 澪「耳そうじのやり方教わってたから、いつか梓にしてあげたいなって思ってたんだ」 梓「あ、ありがとうございますっ、すごく光栄です」 澪「大げさだよ、それにさ」 梓「?」 澪「耳そうじされてる梓、すごく可愛いかったよ」ナデナデ 梓「///」 ・・・ 澪「じゃあ日付も変わらない内に寝よっか?」 梓「はい、そうですね」 澪「ところで私の分の布団は…」 梓「…………」ジッ 澪「……じゃあ、梓の布団で一緒に寝ちゃおっかな」 梓「い、いいんですか?」 澪「いいも悪いも、梓から今明らかに一緒の布団で寝たいっていう願望を感じたぞ?」 梓「そ、それは……///」 澪「それに私ももし出来るなら梓をぎゅってしながら寝たいなー……って思ってたから///」 梓「ふえ?///」 ・・・ 澪「じゃあ梓、失礼します」モゾモゾ 梓「よ、よろしくお願いしますっ」 澪「ちょっと窮屈かなって思ったけど、そんなことないな」 梓「元々、私にはちょっと大きめの布団なので……」 澪「私が入っても大丈夫ってわけか……よかった」 梓「澪先輩、今日はありがとうございました」 澪「ん?」 梓「誕生日の夜に一緒にいてほしいという私のお願い、聞いていただいて」 澪「いや、ちょっと驚きはしたけどこれぐらいなんてことないぞ」 澪「それに誕生日の夜に家に一人ぼっちだなんて、そんなの悲しいしさ」 梓「仕事の都合で両親が私の誕生日は外に泊りで帰ってこれないっていうことだったので……」 澪「でも梓のお父さんとお母さん、明日帰ってきて一日遅れだけどいっぱい祝ってくれるって言ってたんだろ?」 梓「は、はい」 澪「なら明日、一日遅れた分も含めてお父さんとお母さんにいっぱい祝ってもらったり甘えたりするといい」 梓「そうですね……そうしますっ」 澪「だからその、今日はさ」 梓「澪先輩?」 澪「代わりってわけじゃないけど……私でよければ、いっぱい甘えてくれて構わないから」 梓「は、はいっ!」ダキッ 澪「んっ、そう甘えてくれるのはありがたいけど……体、ガチガチだぞ梓」 梓「そ、そう言われてましても」カチコチ 澪「じゃあ、私からも」ギュッ 梓「んっ」 澪「よしよし、可愛いぞ梓」ナデナデ 梓「あ……」トロン 澪「落ち着いてきた?」 梓「はい……とても」 澪「こうして梓を抱きしめてるとすごく落ち着いて……心地いいな」 梓「私も同じ気持ちです、澪先輩……」 澪「おやすみ、梓……」 梓「おやすみなさい、澪先輩……」 ・・・ チュンチュン・・・ 梓「んー……ううん……」 澪「えっと、忘れ物は特にないかな……」 梓「あれ……澪先輩?」 澪「ああ、梓おはよう」 梓「もう起きてたんですか?」 澪「うん、梓がそばにいたから寝覚めもすごくよかったよ」 梓「そ、そんなこと……///」 澪「そんなことあったぞ? さ、梓も起きないと学校に遅れるよ」 梓「今日ぐらいは学校休んで、澪先輩に甘えてたいです……」 澪「梓に甘えられるのは嬉しいけど、そんなのはダメ」 梓「だって、まだ眠いんです……」 澪「もう、いつから梓はお寝坊さんになったんだ? なら…」グイッ 梓「え?」 チュッ 梓(え、え? 今ほっぺたに感じたふっくらとした柔らかい感触って……///) 澪「……さ、流石に口にするのはまだちょっと、な///」 梓(まだ、というならいつかは……?) 澪「……とにかく、起きた?」 梓「はっ、はいもうぱっちりと」 澪「じゃあさ、髪解かしてあげるから……こっちにおいで、梓」 梓「……はいっ!」 おしまい! 梓ちゃん誕生日おめでとうございます! 戻る
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/1142.html
生徒名簿 > 鷹司正臣 >[誕生日]鷹司正臣(SR) [誕生日]鷹司正臣(SR) 攻魅力 2880 守魅力 3120 攻M 8837 守M 9574 コスト 15 卒業祝い 20000メン [誕生日]鷹司正臣+(SR) 攻魅力 3456 守魅力 3744 攻2M 12956 守2M 14035 コスト 15 卒業祝い 30000メン [水辺の貴公子]鷹司正臣(SSR) 攻魅力 4320 守魅力 4680 攻4M 19471 守4M 21093 攻3M 19034 守3M 20620 コスト 15 卒業祝い 60000メン アピール そこで見ていてくれ。……必ず勝つよ。 └全タイプの守魅力大UP ストーリー 最高のプレゼント 入手方法 11月のカレ1HOP・STEPキュピ(2014/11/3 16 00〜2014/11/10 13 59) 台詞 ボイス + ... ステップ1 おしゃべりタイム 君か。どうしたんだ? おしゃべりタイム 気づけば、もう11月か……。 おしゃべりタイム だんだん、寒くなってきたな。 デート電話コメント 俺と? ……ああ、わかった。一緒に行こう。行き先と日程は……そうだな、君に任せるよ。 カレ自慢アピール そこで見ていてくれ。……必ず勝つよ。 ステップ2 おしゃべりタイム はは……君はいつも元気だね。 おしゃべりタイム 君が来るのを待っていたんだ。 おしゃべりタイム 誕生日? ……ああ、俺のか。 デート電話コメント ……はは、自分で誘って了承されるより、君から誘われたほうがうれしいな。喜んで付き合うよ。 カレ自慢アピール そこで見ていてくれ。……必ず勝つよ。 ステップ3〜8 好感度レベルMAX ……はは。そんなに遠慮しなくていい。なんでも言ってくれ。君の願いなら、どんなことでも……叶えてあげたいんだ。 おしゃべりタイム(ステップ2〜4) はは……君はいつも元気だね。 おしゃべりタイム(ステップ2〜4) 君が来るのを待っていたんだ。 おしゃべりタイム(ステップ2〜4) 誕生日? ……ああ、俺のか。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) ずっと、傍にいてほしい。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 手を……繋いでもいいかな。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 君との時間はあっという間だね。 おしゃべりタイム(ステップ8) 本当に可愛らしいな、君は。 おしゃべりタイム(ステップ8) 寒いなら……こっちへおいで。 おしゃべりタイム(ステップ8) 今すぐ、君を抱きしめたい……。 デート電話コメント(ステップ2〜4) ……はは、自分で誘って了承されるより、君から誘われたほうがうれしいな。喜んで付き合うよ。 デート電話コメント(ステップ5〜7) 構わないよ。……そんなふうに可愛らしいお願いをされると、自然と笑みが浮かんでしまうね。 デート電話コメント(ステップ8) ありがとう。……その言葉だけで、心が満たされるよ。これが、愛おしいってことなのかな……。 デート電話コメント(ステップ8) 電話で話せるだけで幸せなのに、デートの誘いなんて……君は本当に、俺を夢中にさせてくれる。 デート電話コメント(ステップ8) もちろん行くよ。……柄にもなく照れるな。君もか? はは、照れる君の顔も見てみたかったな。 カレ自慢アピール そこで見ていてくれ。……必ず勝つよ。 マイページ + ... ステップ1 俺でよければ、いつでも相談に乗ろう。 すまない。今日は少し時間がないんだ……。 また今度、ふたりでゆっくり話をしよう。 ステップ2〜3 兄にはいつも世話になっているからね。 今週は、少し忙しいかもしれないな……。 ……どうした? 俺の顔をじっと見つめて。 ステップ4〜5 俺の誕生日を覚えていてくれたのか……。 君に祝ってもらえるのが、1番うれしいよ。 今日は久々に、ふたりきりで過ごせそうだ。 ステップ6〜7 君からもらったプレゼント、大切にするよ。 綺麗な泉だな……。心が洗われるようだ。 君からもらったプレゼント、大切にするよ。 ステップ8 ありがとう。素晴らしい誕生日になったよ。 気づけば、心の真ん中に君がいるんだ。 今日は1日、俺の傍にいてくれないか。 これが、恋をするということなのかな……。 その可愛らしい顔を、もっと見せてほしい。 登校 + ... 朝 ステップ1 君も本を読むと聞いたよ。いい本があれば教えてほしい。 もっと話したいんだが、最近は少し忙しいんだ……。 やはり朝と夜は冷えるな……。風邪を引かないようにね。 ステップ2〜4 今日は先に行くよ。兄の手伝いをする予定があってね。 ……すまない。また電話が掛かってきたようだ。 たまには、朝から身体を動かすのもいいかもしれないな。 ステップ5〜7 兄の心配をしてくれるのか? ありがとう、優しいな。 忙しくて、誕生日のことはすっかり忘れていたな……。 おはよう。……君の笑顔には、本当に癒されるよ。 ステップ8 いつの間にか、君にこんなに惹かれていたようだ。 君の手は温かいな……。離したくなくなってしまうよ。 今日は時間が許す限り、ふたりで一緒にいよう。 こんなにうれしい誕生日プレゼントは、初めてだよ。 予定が合うならデートに誘いたいんだが……いいかな。 放課後 ステップ1 最近、君と話す時間が取れなくて、少し寂しく思うよ。 悩みがあれば言ってほしい。君の力になりたいからね。 無邪気に友達と話している君も、とても可愛らしいよ。 ステップ2〜4 君と一緒にいると、心が落ち着く……どうしてだろうか。 君の存在は、四天王の面々にも一目置かれているよ。 どうやら、また兄に呼び出されたようだ。行ってくるよ。 ステップ5〜7 君の誕生日に欲しいものを教えてくれ。何でもいいよ。 ……少しずつ、陽が暮れだすのが早くなってきたな。 昼休みはふたりで池に行こう。落ち着く場所なんだ。 ステップ8 俺に手作り弁当を? ……ありがとう。大事に食べるよ。 俺は君と、生涯を共に過ごせればいいと思っているよ。 君からもらったプレゼントは、いつも愛用しているよ。 君のことが頭から離れない日も……、最近あるんだ。 どんな料理よりも、君との食事が1番美味しく感じるな。 夜 ステップ1 浮かない顔をしているな。難しい宿題でも出たのか? 今日は少し用があってね……。また今度ゆっくり話そう。 のんびり本を読みたいが、今日は時間がなさそうだ……。 ステップ2〜4 大勢の人間に囲まれるよりも、君とふたりで過ごしたい。 つらいときはひとりで抱え込まずに、俺を頼ってほしい。 ピアノ? ……ああ。君が聞きたいならいつでも弾こう。 ステップ5〜7 君に出逢えて……俺は少し、変われたのかもしれないな。 今度うちで夕飯を食べないか。君を両親に紹介したい。 ほら、こっちにおいで。もう暗いから、俺が案内しよう。 ステップ8 俺に向けられる笑顔は、特別なものと思っていいかな。 君といると、たまに……初めて味わう感情があるよ。 君と旅行がしたいな。南の島の別荘なんてどうだろうか。 君のことは、誰よりも大切にしたいと思っているんだ。 夜になるともう冷えるな……。俺の上着を貸そう。 デートの約束 + ... ステップ1 ああ、構わない。学校では、ゆっくり話せなくてすまなかった……。何か悩みがあるんだろう? 俺と? ……ああ、わかった。一緒に行こう。行き先と日程は……そうだな、君に任せるよ。 では、スケジュールを調整しておくよ。俺も久々に、君とのんびり過ごしたいと思っていたんだ。 ステップ2〜4 [名前]か。……確かに電話でなら、誰にも気兼ねなく話ができるね。俺に何か相談でもあるのか? ……はは、自分で誘って了承されるより、君から誘われたほうがうれしいな。喜んで付き合うよ。 ああ、その日なら大丈夫だ。行きたいところがあるなら、どこへでもエスコートさせてもらうよ。 ステップ5〜7 もちろん大丈夫だ……。君から声を掛けてもらえるなんて、こんなにうれしいことはないからな。 構わないよ。……そんなふうに可愛らしいお願いをされると、自然と笑みが浮かんでしまうね。 必ず空けておくよ。勇気を出して誘ってくれた君のためにも、楽しいデートにしてみせるからね。 ステップ8(1) ……ああ、すまない。思わず君の声に聞き惚れていた……。今なら話せるが、何かあったのか? ありがとう。……その言葉だけで、心が満たされるよ。これが、愛おしいってことなのかな……。 では、その日は君のために空けておこう。……君に逢うのが、今から待ち遠しくて仕方ないよ。 ステップ8(2) こうして電話をくれるたび、君が特別になっていくよ。俺でよければ、なんでも話を聞こう。 電話で話せるだけで幸せなのに、デートの誘いなんて……君は本当に、俺を夢中にさせてくれる。 もちろん大丈夫だよ。……あの泉に行かないか?君とまたボートに乗りたいと思っていたんだ。 ステップ8(3) 君からの電話を、俺が断るわけないだろう? いつでも好きなときに声を掛けてほしいな。 もちろん行くよ。……柄にもなく照れるな。君もか? はは、照れる君の顔も見てみたかったな。 ああ、その日で構わない……。夜景の綺麗な店を知っているから、そこで食事でもしようか。 デートコメント + ... 君が傍にいてくれるだけで、何気ない風景もとても美しいものに思えてくるな……。 俺には君という女性が必要だ。これからもずっと、俺の隣で微笑んでいてほしい。 カレ自慢 + ... 対決画面 ステップ1 どうしても勝負したいのか? ステップ2〜4 なるべく早く終わらせよう。 ステップ5〜7 負けるわけにはいかないな……。 ステップ8 君のために、力を尽くそう。 勝利 ステップ1 急な勝負で、俺も驚いてしまったよ。……しかし、君を守ることができて良かった。 ステップ2〜3 久々に本気を出させてもらった。君と過ごす時間は、誰にも邪魔されたくないからな。 ステップ4〜5 俺は絶対に負けないよ。君の見ている前で、情けない姿は見せられないからな。 ステップ6〜7 次もきっと勝つから、安心していてほしい。君の笑顔を曇らせたくないからね。 ステップ8 心に染みる素晴らしい応援だったよ。……好きな人の影響というものは、すごいね。 ステップ8 どんな勝負だろうと負けはしない。俺には、君という勝利の女神がついているからね。 敗北 ステップ1 やはり勝負の世界は奥が深いな……。だが俺は、ここで諦めるつもりはないよ。 ステップ2〜3 今の俺では勝てないか……。君を守るためにも、俺はもっと強くなってみせる。 ステップ4〜5 君とのデートがうれしくて、少し浮かれていたようだな……。気を引き締めるよ。 ステップ6〜7 今の勝負で、だいたいのコツは掴めた……。次はもっと上手く勝負できると思うよ。 ステップ8 大切な君を泣かせるわけにはいかないな……。次の勝負は、必ず俺が勝ってみせる。 ステップ8 負けていては君の隣にいる資格がなくなってしまうね。……このままではいけないな。 告白タイム + ... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 ……君は、この相手に困らされているのか。わかった。君は安心して、下がっているといい。 ステップ2〜7 今日は、[名前]とふたりきりで過ごしたい。それを邪魔するというのなら、追い払うしかないな。 ステップ8 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 敗北 ステップ1 すまない……。俺も気づかないうちに、疲れが溜まっていたかな。 ステップ2〜7 俺達が仲良くしていることが、気に食わなかったのだろうか……。 ステップ8 アルバイト + ... ステップ1 ふたりで力を合わせて頑張ろう。ここでの経験も、いつかどこかで役に立つはずだ。 ステップ2〜7 働く君は凛々しくて素敵だと思う……。できることなら、ずっと傍で眺めていたいな。 ステップ8 つらい仕事があれば、俺に任せてほしい。君の前では、頼れる男でいたいんだ。 好感度MAX + ... [名前]。先日は、本当にありがとう。君のおかげで最高の誕生日祝いになったよ。 そうそう……もらったあのプレゼント、さっそく、使わせてもらっているよ。 今度は、俺が君の誕生日を祝いたい……。欲しいものや、行きたい場所はないかな? ……はは。そんなに遠慮しなくていい。なんでも言ってくれ。君の願いなら、どんなことでも……叶えてあげたいんだ。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2662.html
注意、やっつけです。当初立てていた予定の7割位違うものに。これだから即興は辞められない 俺「……」 壁<じー 俺「最近やけに視線を感じるような気がする……」 壁<じー 俺「まさかミーナではないだろうな……?」クルッ 壁<…… 俺「気のせいか……?」 壁<じー 俺「いや違う。見られてる……一体誰だ。でもこんな事をしそうなのは」クルッ 壁<…… 俺「やっぱり気のせいか?きっと私は疲れているんだろう……。最近色々あったわけだし」 86 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 06 33.37 ID ESPuOV7J0 [3/16] 俺「アレッシア先生の所へ行っておくか……多分私は物凄く疲れているに違いない」 医務室 俺「かくかくしかじか」 アレッシア「そうですね、別にどこも悪い所はなさそうですし……疲れているようにも見えませんよ」 俺「だけど誰もいない所で視線を感じる事が多くて……」 アレッシア「誰かに見られてる。見られているかもしれないという思い込みではありませんか?」 俺「思い込み……」 アレッシア「昔、似たような事があってそれを意識しすぎてしまうとか?」 俺「……」 アレッシア「それか本当に視線を送っている人物がいるのかもしれませんわね」 89 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 11 35.98 ID ESPuOV7J0 [4/16] 俺「色々思い当たる節が多すぎて、誰を信じればいいのか……」 アレッシア「気にしない。という事にしてみたらどうですか?きっとすぐに慣れますよ」 俺「それはあまり慣れたくはないですけど……」 アレッシア「気にしたら負けです。こう言う時は娘さんと一緒に遊んで気分をリフレッシュされては?」 俺「それもアリ……か」 基地内 俺「この時間ってアリーセは何処にいるだろうか……」 娘「パパー!」 俺「アリーセ、探したよ。今日はどこに居たんだい?」 娘「あのねー。シャーリーお姉ちゃんと一緒にいたのー」 俺「シャーリーと一緒にいたのかー。シャーリーは今は一緒にいないのかい?」 91 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 17 25.20 ID ESPuOV7J0 [5/16] 娘「あれー?さっきまで一緒にいたのに」 俺「どこにいっちゃったんだろうな。少し聞きたい事とかもあったのに……」 娘「んーわかんなーい」 俺「そっかー。よし、それじゃあ今からパパと一緒に遊ぼうか?」 娘「うん!!」 物陰 シャーリー「ふー。危なかった……何だか今は俺とは顔を合わせ辛いんだよなー。きっと何を話していいかわかんなくなっちゃうし、平常心で居られないだろうなー……」 シャーリー「ハァ……あたしの誕生日が近いけど、きっと祝ってなんてくれないだろうな~、けど俺の事だから何か……いやいや、そんな淡い期待なんてして何も無かったら悲しいだけさ!」 シャーリー「……ストライカーの整備でもしよう。でも……」 95 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 23 08.94 ID ESPuOV7J0 [6/16] 壁 シャーリー「ハァ……俺ぇ……」 談話室 俺「やっぱりさっきからまた視線を……」 娘「パパーどうしたのー?」 俺「んー?なんでもないよー?さー続きをしようねー」 娘「うん!」 壁 シャーリー「ハァ……俺はあたしなんて見向きもしてくれないんだろうな~」 シャーリー「ミーナ中佐だって居るしな~……」 シャーリー「ハァ、どうして惚れたりしたんだろうな~……」 97 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 29 47.36 ID ESPuOV7J0 [7/16] 談話室 ミーナ「俺さんにアリーセちゃん、これから一緒におやつなんてどうかしら」 娘「わーい!ケーキがいいー」 俺「こらこら。我が侭言ってミーナに迷惑をかけたらだめだろう?」 娘「はーい……」 ミーナ「俺さん、いいのよ?ケーキもあるから大丈夫よ」 娘「本当!」 ミーナ「ええ」 俺「まったく……。ミーナ、あまりアリーセを甘やかさないでくれよ?」 ミーナ「ふふふ。わかってるわよ」 壁 シャーリー「……」 100 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 35 55.62 ID ESPuOV7J0 [8/16] ミーナ「アリーセちゃん、おいしい?」 アリーセ「うん!」 俺「慌てて食べると喉に詰まらせるぞ?」 アリーセ「大丈夫だもん!」 ミーナ「あらあら」 俺「そうだ。今日、シャーリーを見なかったか?」 ミーナ「アリーセちゃんと一緒に居る所を見かけたけど、どこにもいないの?」 俺「そうなんだよ。ちょっと用事があるんだけどなあ……」 ミーナ「……」 俺「ミーナ、そんな怖い顔をしてどうした?」 ミーナ「えっ?そんな顔をしてたかしら。ケーキを喉に詰まらせてしまって少し苦しかったからそんな顔になっていたのかもしれないわね……」 俺「機をつけろと言っていたミーナが喉に詰まらせてどうする……」 ミーナ「ええ、そうね。気をつけなくっちゃ」 101 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 39 04.70 ID ESPuOV7J0 [9/16] ミス 俺「機をつけろと言っていた→俺「気をつけろと言ったが 廊下 シャーリー「…・…」 ルッキーニ「シャーリー!」 シャーリー「……」 ルッキーニ「シャーリーったら、シャーリー!」 シャーリー「煩い!」 ルッキーニ「うじゅ!?」 シャーリー「あっ……ルッキーニ悪い。ちょっと考え事をしてて、大声を出す気なんてなかったんだ」 ルッキーニ「うじゅー……シャーリーどうしたの?」 シャーリー「別にどうもしてないぞ?」 ルッキーニ「うじゅー……」 104 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 45 08.93 ID ESPuOV7J0 [10/16] 数日後 俺「……」 宮藤「俺さん、顔色があまり良くないけど大丈夫ですか?」 リーネ「体調が悪いなら休んでいたほうが……」 俺「大丈夫だから気にするな」 宮藤 リーネ「はい」 俺「最近日に日に視線を感じる時間が多くなった気がする……寝てる時も見られているような感覚に陥るし、今も……」 壁<じーーー 俺「気のせい、気のせい……まさかシャーリーじゃないだろうな?最近姿を見ないし……聞きたい事とかあるんだが一体どこに」 壁<じーーー 俺「……よし。やるか。視線を感じるのはあの壁辺り……」 108 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 51 41.70 ID ESPuOV7J0 [11/16] 俺「フルオートにして……Lv3フリー!」ズガガガガガガ ヒュンヒュンヒュンヒュン 壁<!? 俺「逃がすかっ、回れ回れ!!」 ヒュンヒュンヒュンヒュン 俺「よし……これだけ弾丸をあの位置に徘徊させれば逃げられまい」 壁 俺「さあ、犯人は誰だ!」 シャーリー「よ、よう。俺……」 俺「……シャーリーだったのか」 シャーリー「な、何のことかわからないな~」 俺「……どうしてそんなところから覗き見なんてしてたんだよ」 シャーリー「別にそんなことはしてないよ」 109 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 55 37.00 ID ESPuOV7J0 [12/16] 俺「まったく……」 シャーリー「それとさ……弾丸があたしの周りを回ってると危ないから止めてくれないか?」 俺「そうだな。これでいいだろう」 シャーリー「ふー……それじゃそういうことで!」 俺「あっ、待てシャーリー!聞きたい事が……逃がすか!!」 俺「待てっ!とまれっ!」 シャーリー「誰が止まるかよ~」 俺「むしろ逃げるな!話があるっていってるだろ!」 シャーリー「聞きたくないから逃げてるんだよーー!」 俺「いいから私の話を聞け!」 シャーリー「お断りだ~!」 112 自分:俺教官 シャーリーの誕生日[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22 56 56.50 ID ESPuOV7J0 [13/16] 迎えに行かないといけなくなったので一回ここで中断 確か予約は入って無かったはずだから24時ちょっと過ぎたあたりから予約して再開 155 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 23 55 29.58 ID ESPuOV7J0 [14/16] 思ったより早く帰ってこれたから再開 俺「待て!!」 シャーリー「待たない!!」 俺「逃げるな!」 シャーリー「逃げる!」 シャーリー「ぜーぜー……ここまで逃げれば」 俺「つ か ま え た!」 シャーリー「嘘だろ!?」 俺「私をあまりなめないほうがいい……!」 シャーリー「やばっ……逃げ……うわっ!?」 俺「ちょっ!?」 がっしゃーん 159 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 23 59 27.33 ID ESPuOV7J0 [15/16] シャーリー「あいたたた……」 俺「いた……くない。柔らかい……」 シャーリー「大丈夫か?」 俺「シャーリーのお陰で大丈夫だな。まったくようやく捕まえたぞ?」 シャーリー「あー……どいてくれよ。な?」 俺「断る。どいたらまた逃げる気だろ?」 シャーリー「もう逃げ切れないってわかったから逃げないよ。ちょっとこんなところだと……」 俺「そんなことを言ってまた逃げる気満々なんだろう。私の話が終わるまで離さん」 シャーリー「///」 162 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 03 43.12 ID ESPuOV7J0 [16/16] 俺「まず……どうして逃げた?」 シャーリー「それは……そのあれだよ。勢いで?」 俺「まあいい。ならどうして私を影から見ていた」 シャーリー「それは……その」 俺「……言えないような事なのか?」 シャーリー「それは……」 俺「私の方を見て答えなさい」 シャーリー「えっと……面と向かって俺を見るのが恥ずかしかったから……」 俺「……そんな理由だったのか」 シャーリー「わるいかよー」 俺「いや、悪くはない。だが……そのせいで色々聞きそびれてしまったよ」 シャーリー「?」 俺「昨日はシャーリーの誕生日だっただろ?それとなく何が欲しいのかを聞き出そうと思っていたんだが遭遇できずじまいだったんだ……」 166 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 12 35.43 ID jjSTHR8B0 [1/5] シャーリー「あたしの誕生日、知ってたのかー」 俺「当たり前だろ?一応、誕生日などのデータはすべて知っているんだぞ?」 シャーリー「ってことは3サイズとかもかー?」 俺「まあな」 シャーリー「けど……あたしの気持ちまではわかんないだろー?」 俺「知りたいとは思わないけどな」 シャーリー「そうだよな。あたしの気持ちなんて」 俺「シャーリーがどう思って居ようと……私はシャーリーを……」 ちゅっちゅちゅっちゅ 俺「私のものにしたい……」 シャーリー「俺……あたしも俺を……」 俺「ともあれ、誕生日おめでとう。何もプレゼントを用意してやれなくてすまなかったね」 シャーリー「別にプレゼントなんて貰わなくたってもっといいものを貰ったからな~」 170 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 16 30.12 ID jjSTHR8B0 [2/5] シャーリー「そうだ……渡そうか渡さないか迷ってたんだけど」 俺「?」 シャーリー「あたしから俺に渡したいものがあるんだ」 俺「何だろう……これはチョコか?」 シャーリー「正解だよ。バレンタインデーだからなー。ずっとどうしようか悩んでたんだ」 俺「まさか私をずーっと見てたのは……」 シャーリー「そうなんだよー。悩んで悩んで……」 俺「そんなことだったのか……」 シャーリー「そんな事ってなんだよー。すごく悩んだんだぞ?」 俺「別に渡すだけだろう……」 シャーリー「予定ではこれを渡す時に告白を……考えてたんだよ」 俺「そうだったのか。何だか悪い事をしてしまったような気がするぞ」 171 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 21 21.20 ID jjSTHR8B0 [3/5] シャーリー「いいんだ。俺の方から……」 俺「こっちもちょっと予定と狂ったが、まあ結果オーライだな」 シャーリー「あー……もう一回キスしてくれないかー?」 俺「一回でなくても何度でも……」 ちゅっちゅちゅっちゅ ミーナ「おーれーさーんー?シャーリーさーんー?こんなところで何をしてるのかしら?」 俺「」 シャーリー「」 サーニャ「騒がしいけどエイラ、どうしたの?」 エイラ「わーーーーサーニャは見ちゃダメだー」 バルクホルン「俺少佐!見損なったぞ……!真昼間からこんな廊下でリベリオンを押し倒して……何をしていたんだ!」 ミーナ「私の部屋でゆっくりと事情を説明してもらいましょうか」 174 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 27 04.25 ID jjSTHR8B0 [4/5] 娘「パパーどうしたのー?」 バルクホルン「アリーセ、アリーセのパパはとっても悪い事をしたから今からミーナがお説教をするんだ。終わるまでお姉ちゃんと遊んでいような」 娘「うん。パパ悪い子なんだ」 俺「違う!断じて違うぞ……!アリーセ、そんな目で私を見るな……うわああああああああ」 ミーナ「さあ、俺さん一緒に来てくださいね」 シャーリー「俺ー……がんばれよ」 俺「シャーリー、シャーリーから私は無実だと言ってくれ」 シャーリー「ミーナ中佐は怒らせると怖いからなー……」 俺「」 シャーリー「俺の事は愛してるけど……あたしだって自分が可愛いんだ」 俺「」 その後、何かで刺されて血まみれになった虫の息の俺が廊下で見つかったとか 175 自分:俺教官 シャーリーの誕生日 バレンタイン[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00 29 23.11 ID jjSTHR8B0 [5/5] やっつけで終わり 当初考えてた事から大幅に変更にしてみて、しかも眠いからやっつけで終わり 気が向いたら修正するかもしれないし、面倒だから放置かもしれない これもまた、9割位手を入れてシャーリー√の一部に組み込んでしまうかもしれない さっきと今回の支援ありがとう またしばらく別の書くから修正やこれの続きは後回しになるとだけ turn back
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2748.html
――執務室 昼 冬は過ぎ、ここ数日の陽気で残雪は溶けきった。 日差しを浴びて若草は太陽に向かって背を伸ばし、蕾が開こうと春を謳う。 戦争の只中にいるウィッチ達には、そのような春の足音に気付く余裕もあるかどうか。自然は、人の境遇などお構いなしに変わっていくものだ。 しかし、執務室で今日も書類と格闘しているはずのグンドュラ・ラルは、戦争中の境遇と関わりのない少女そのものの表情をしていた。 ラル「………………」 書類は机の上に広がっている。白魚のように細い指には使い古された万年筆が握られていた。 すっと伸びた背筋と引き締まった顔立ち。誰の目から見ても、いかにも仕事の出来る女といった見た目である。 しかし、トントントンと指が机をノックしたのかと思えば、はっとした表情で仕事に向かうがすぐに筆が止まる。 筆が奔ったかと思えば、何か思い悩むように眉根を寄せて眉間に人差し指を当てる。この調子で、朝から仕事が捗っていなかった。 ラル「………………ふふ」 一向に進まぬ仕事を前にしても自らの不手際に憤るでもなく、口元も目尻も下げて顔を緩ませる。 断っておくが、彼女は決して無能なわけでも書類仕事が苦手なわけではない。そんなようでは統合戦闘航空団の隊長という肩書きは、とても務まらないだろう。 様々な仕事をサーシャやロスマンに押し付けるちゃっかりとした所もあるが、基本的に仕事も早くミスも少ない。 それが何故、仕事も手が付かずにいるかと言えば、今日が彼女の誕生日だからである。 ただそれだけではこうも公私の分けられていない姿を晒す無様など見られようはずもなかったが、事と次第は四日前のサーシャの誕生日に遡る。 あの時、俺はラルを除いた隊の全員にプレゼントを送った。 誕生日プレゼントの何たるかをまるで理解していない俺らしい行動であったが、それが愛らしいと言えば愛らしい。 ラルにプレゼントを渡さなかった理由は、単に四日くらい待て、というものであった。 ラル(ふむ。しかし、アイツはどんなモノを買ったのか。アクセサリーの類ではないのは皆のプレゼントから明らか。では……) そう、こんな益体のない思考故に、全く仕事が捗らないのであった。 俺は男と女の、というだけでなく、保護者と被保護者のような、自殺志願者とそれを止める者のような、複雑な感情を向ける相手。 気になるのが仕方ないと言えば、まあ確かに仕方ない……のだろう。恐らく、多分。 普段、男顔負けの気迫と立ち居振る舞いを見せる彼女も、その一面はあくまで一種の鎧であり、本質的には同年代の少女と大差はない。 様々な意味で“気のある男”のプレゼントともなれば、中身が気になり、他の事柄に手がつかなくなるのも頷ける。 ラル(実用的かつ合理的なプレゼントか、…………ナイフ?) そこまで考え、がっくりと肩を落とす。 さて、俺が色気もへったくれもないものをプレゼントとして買うのは兎も角としても、普段のイメージからすれば気持ちも分からなくもない。 俺『撃墜された時、やむにやまれずサバイバルをしなければならなくなった時、ナイフ一本あるとないとでは雲泥の差がある。野生の獣を捕まえる罠を作るもよし、獲物をさばくのにも使える。ナタもなかなか捨てがたかったが、用途の広さではやはりナイフだ』 脳内の俺がしたり顔で頷くのを、余りに容易に想像できたので溜息を漏らす。どう考えても女にプレゼントするものではない。 彼女の所属は軍隊だ。ナイフ程度、容易に手に入る。 それが自身のことを考えてくれた末に決定したというのなら嬉しいが、素直に喜べるはずもない。いや、喜べる方にも大いに問題がある。 ラル(それに……、俺の初めてでは、ないのか……) どうやら、彼女は“最初の人”というものに憧れがあるらしい。 俺の最初にプレゼントは誰だったのだろう。やはりサーシャか、それとも世話になっているロスマンか。 そう考えると、じりじりと白紙が焼け焦げていくような、真水の中に墨汁でも流し込まれたような気分になる。 その時、ドアをコンコンとノックする音が部屋に響く。 ラル「…………情けない」 だが、ラルは自己嫌悪からか気付いていないようだ。 万年筆を投げ出し、椅子の背もたれに身体を預ける。 知らず知らずの内に眉間に皺が寄っていることに気付き、仲間に対して嫉妬している自分に溜息を吐いた。 それは酷く当然の感情であったが、仲間に向けているというのが我ながら気に喰わない。 共に戦い、背中を預け合った仲間に対する態度にしては、情に欠けている。正確には、情を持つ故にではあるが。 深く考え込んでいるラルは、断続的なノックが、乱暴にドアを叩いているだけでノックとは呼べない代物に変化していることに気付いていない。 ラル「仕事を……いや、手につかんな。別のことを考えよう」 そう言って、気分転換とばかりに再び俺のプレゼントの中身を考え始めた。 もうこの4日間、プレゼントの中身を考え、ある程度の予想をして俺らしいプレゼントに溜息を吐き、“最初の人”ではないのかという落胆と嫉妬、そして最初に戻るループが続いている。 サーシャとロスマンも仕事くらいはキチンとして欲しいと考えていたが、ラルの心境を何となしに感じ取っているのか、きつく物言いが出来ないでいた。 おかげで二人は上から下がってくる仕事にてんてこ舞いである。 そして、苦労を知らずにラルが顔を緩め始めた頃、ドアを叩いていた音がピタリと止まり―― 俺「いい加減にしろぉぉぉぉぉッ!!!」 ラル「ひぁぁぁぁッ!?!?」 俺がドアを蹴破って、執務室に飛び込んできた。 口からは心臓が、瞼から目が飛び出しそうなほど見開いたラルは素っ頓狂な声を上げる。 蝶番の辺りこそ壊れなかったが、ドアノブ周辺の機構とパーツはお釈迦になっており、直さない限りはドアとしての役割を全く果たしてくれないだろう。 ラル「な、一体何をしているんだお前は!? ノックしてから入ればいいだろう!!」 俺「してたよ! あんだけドンドンやってたのになんで気付かないんだよ! なに、難聴なの?! 医務室連れてくぞ!!」 突然の暴挙に非難の言葉を投げつけるラルであったが、俺の言葉に自分の方に非があったのかと押し黙る。 何をやってるんだ、と悪態を吐きながら壊れたドアをどうにか締めて、ラルの前までやってくる。 手には複数の書類が収まっており、醜態を晒して意気消沈したラルの頭をそれで優しく叩いてから、手渡した。 俺「全く、仕事中にボーっとするな、この給料泥棒め」 ラル「うぅ……上司でもないのに悪罵は止めてくれ。それで、これは……?」 俺「先生と熊さんに届けてくれと言われたんだよ」 今より数分前、整備班の雑務を一通り終わらせた俺は、次なる仕事を探していた所、苦笑いを浮かべたサーシャとロスマンに声をかけられた。 内容は書類をラルへに目を通させ、サインを貰うこと。更にもう一つ…… ラル「………………あ、ああ、そうか。すまないな」 一連の流れを聞き、サーシャとロスマンが気を使ったのだと悟り、頬を赤らめる。 さんざん書類の催促はされていたが、この四日間は俺以外の言葉は右から左の上の空。あの二人……そして伯爵辺りにも自らの心の内はバレているはず。 その事実に猛烈な羞恥心が湧き上がってきたが、俺の前でこれ以上の醜態を晒せないと何とか軍人としての鉄仮面を取り繕う。 ラル「わ、分かった。書類の方は眼に通しておく」 俺「…………ああ、なるべく早急にな」 ラル「………………」 俺「………………」 ラル「………………あの、俺? どうして出て行かないんだ?」 俺「熊さんと先生にもう一つ頼まれた。今日一日、ラルの監視をしてくれとさ。あの二人がお前に言うなんて、相当だぞ」 俺は呆れた表情のまま、こんこんと人差し指で自分の頭を小突く。相当お冠ということだ。 その瞬間、ニッコリと笑顔を浮かべる二人の幻影が頭を過ぎった。 サーシャ『嬉しいのも分かりますけど――』 ロスマン『――それと仕事とは話が別なの』 言うなれば俺の監視は、ラルへ仕事を熟せという発破なわけだ。 確かに、何度(正確には何十度であるが)も二人に話しかけられていたような記憶はあるが、内容を全く思い出せない。どっと汗を掻き、ようやく自身の置かれた状況に気付いたラル。 彼女の密かな慌てようを感じ取り、俺は机の上に重ねられたいくつかの書類を手に取った。 俺「手伝ってやるよ。分かるところだけだが」 ラル「いや、そうではなくてな、この手の仕事は……」 俺「大丈夫だ、問題ない。軍の機密情報を得る為に忍び込んだ基地で、情報と同時に書類の書き方や捌き方を学んだからな」 無理だ、と言おうとしたところ、とんでもない犯罪歴を暴露される。軍人として見過ごしていいものか 暗兵の間諜としての能力は、各国の専門家を遥かに凌駕していると聞く、ならば俺もその程度は出来ても不思議ではないが、心臓に悪い暴露は控えて欲しいものだった。 俺「ボサっとするな。今日はお前の誕生パーティーをやるんだろ? こんなペースじゃ、終わらんぞ」 ラル「あ、ああ、その通りだ」 この後には自身の為に設けてくれた誕生会が待っている。もうすぐ二十代だというのに、心が躍る自分が嬉しいやら悲しいやら。 一つ歳を重ねるということは、もう二度と空を飛べなくなる日が近づいてきているということ。 一度は大怪我で戦線を退きながらも、もう一度、空へと上がりたい一心でリハビリを重ねて舞い戻ってきた。 そんな自分が魔法力を失う現実に耐えられるのか。胸に空いた虚ろな穴を埋められるのか。不安は尽きなかった。 あの頃はよかったな、と思うような人間はなりたくない。 輝かしい過去よりも、闇に閉ざされた未来を見据えて生きていきたい。それこそ、そこに居座る―――― 俺「…………何を考えているか知らないが安心しろ」 ラル「……え?」 俺「人は生きている限り、前を向いて生きていくしかない」 手にした書類から視線を外さず、ポツリと俺が呟いた。 そう言えば、と依然、俺のベッドに潜りこんで共に寝た過去を思い出す。 あの時は俺に対するご褒美などと誤魔化してはいたが、本当のところはただ一人で寝ることが恐ろしかった。 曖昧ながらも脳裏を過ぎる生死の境を彷徨った映像。焼けつくような傷の痛み。血を流して熱を失う手足。そして、心と身体に残った傷跡。 その全てが、心に百足でも這い回るような不快感と恐怖を想起させた。 もしかしたら、次は怪我では済まないかもしれない。 もしかしたら、この身に残った傷跡は酷く醜いものなのかもしれない。 そんな考えをただ一人で味わいたくはなかった。人の温もりを求めていた。 だが――――だが、あの時も、俺の一言で自身の抱いた妄想を吹き飛んだのではなかったか。 ラル「お前という奴は……私の聞きたい言葉を、一番いいタイミングで言ってくれるな」 俺「そうか? 割と考えなしで当たり前のことを言ってるだけだ。ありがた味もへったくれもないと思うがな」 ラル「言葉とは発する側よりも、聞いた側の受け取り方で如何様にでも変わるものさ」 とぼけた表情で首を傾げる俺を見て、ラルは苦笑する。 他人の心の内など全く興味がない癖に、時にズバリと核心を突くようなことを言う奴である。 それに違和感や不安を覚えるよりも、安堵が身に沁みる。俺ならば、自分の全てを受け止め、支えてくれるのではとも考えた。 しかし、自分がそう言えば、彼は仕事ならばと答えるだろう。 全く以って女心というものを理解していない。そこで分かったと抱き締めでもすれば、自分など一発で堕ちてしまうだろう。 ラル「…………なあ、俺」 俺「なんだ? 喋るのは勝手だが、手も動かしてくれよ」 ラル「お前は、私のことが好きか?」 俺「あ? ……………………はあッ!?」 ラルの言葉の意味を理解するのに時間がかかったらしく、間をおいて俺は赤面してソファから立ち上がる。 俺「な、何を急に?!」 ラル「いや、深い理由はないが?」 ラルもまた気恥ずかしさがあるのか、僅かに頬が赤い。 本当に深い理由があったわけではない。ただ、冷静過ぎて憎たらしくさえある彼を少し困らせたかった。 どうにも俺はこういう可愛らしさがある。少しでも優しくしたり、からかわれたりするとすぐに緊張と混乱の坩堝へと落ちる。 ベッドでの添い寝の時もそうであったが、自分よりもよっぽど緊張していたものだ。 ただ、それはあくまでも一側面に過ぎない。 ラル自身、気づいているかは分からないが、それは間違いなく無意識の発露だった。 くつくつと笑うラルに、自身がからかわれていることに気付いた。 俺「人をおちょくりやがって……!」 ラル「はは、すまんな。クルピンスキーも言っていたが、随分可愛らしい所があるんだな」 俺「……………………お、俺は、好き、だと……思う」 ラル「ふふ、そう……………――――――――――――ッ!?」 自然と発した言葉だったのか、俺は大事な書類を力一杯握り締めながら。 ラルは言葉の意味を暫く反芻すると、貴重な書類の上にへにゃへにゃと曲がりくねった線を万年筆で奔らせた。 見せた行動自体は二人とも違ったが、胸中で抱いた一言はシンクロしていた。 『――――ふ、不覚ッ!』 相手の言葉に茹蛸となった二人は、この後一言も言葉を交わすこともなく、通常の倍近い時間をかけて仕事を終わらせる羽目となった。 お互いに何が不覚であったのかを詳らかにするのは、それこそ無粋というものだろう。 ――ラルの自室 夜 ラル「…………ふう」 心地よい疲労感と共に、ラルは椅子へと腰掛けた。 とても楽しいパーティーであった。サーシャの時のようなサプライズはなかったが、それぞれの生まれ故郷の料理を作り、酒と共に舌鼓を打った。 サーシャはペリメニにボルシチ、ロスマンとクルピンスキーはシュニッツェル、下原は肉じゃが、ジョゼは鶏肉のクリーム煮。 料理がさほど得意ではない管野とニパはそれぞれの手伝いに、もう中華は食い飽きたとのたまった俺も同様である。 ラル「全く、私の誕生日だぞ。料理くらい作ってくれてもいいものを……」 口にした言葉ほど怒ってはおらず、正確には拗ねている。 サーシャの時には文句を垂れながらも力を入れていたのに、どうして私の時には作ってくれないのか。 本人に問いただしたところで、俺が主導なわけじゃない、とでも答えが返ってきそうなものではあるが、理解と納得は別問題である。 ラル「いや、止めよう。それに……、ふふ」 いよいよ、待ちに待ったプレゼントがもうすぐ貰えるのである。 プレゼント自体の価値に興味はない。数日に渡って気になり続けた謎が解ける爽快さと俺の気持ちがどれだけのものかを知れる喜びだけがある。 俺は他の人間に茶化されるのにうんざりしていたらしく、後で部屋に持って行くとだけ行って、パーティーが終わるとそそくさと食堂を後にした。 正直なところ、パーティーの最中は肩透かしと御預けを喰らった犬のような心境になったものだが、持ち前の冷静さで何とか乗り切ることができた。 ラル「………………」 俺を待つ間、ラルは忙しなく部屋を歩き回り、鏡の前で髪型を整えたり、身嗜みを整えたりと落ち着きがない。 如何せん、男からプレゼントを貰うなど、父親以外からは経験はない。無駄に気負っても仕方のないことだろう。 髪は跳ねていない。服装に乱れはない。鏡の前で左胸に手を当て深呼吸。 ドクドクと早鐘を打つ心臓と、自分に、こんなにも期待と動揺へ誘う俺の存在が少しだけ憎らしい。 その時、何の前触れもなくドアをノックする音が、時計が秒針を刻む音だけ響く部屋を掻き乱す。 ラル「ひゃぅ――――ど、どうぞ」 俺「(何だ、今の声?)…………入るぞ」 タイニング悪く、完全に油断していたラルは言葉にならない驚きの声を上げてしまいながらも、入室の許可を下ろした。 俺がゆっくりと部屋に入ってくる間に椅子へ座り、足を組んで動揺を僅かに隠すことに成功するも、目が泳いでいる。 不審そうにラルを見る俺であったが、入っていいということは何の問題もなかったのだとそれ以上何も言わなかった。 俺「ほらよ、プレゼント」 ラル「――――随分、素気ないじゃないか」 ぶっきらぼうに手にしていたプレゼントを差し出す俺に、不満げな表情と視線を送るラル。 だが、俺はどうでもいい感心のない表情で、ん、とプレゼントを出すだけで何も気にした様子はない。 これ以上言っても無駄だと溜息を吐き、何を言わずに手に取った。 それほど大きい箱ではない。手の大きい男ならスッポリと収まってしまいそうだ。どうやら、ナイフなどということはなさそうだ。 ラル「開けても……?」 俺「ああ、元からお前の為に買ったんだ。……どうぞ」 ラルの安堵に気付いているのか、いないのか。さして彼女の表情の変化に気付いた様子もなく、お好きなように、と俺は促した。 その言葉に、ゆっくりとリボンと包装紙を解いていく。 どうやら店で行われたものではないようで、俺自身が四苦八苦して何とかプレゼントらしく形を整えた後が見て取れて微笑ましい。 少し口元を緩ませたラルは、最後の砦である箱を開いた。 ラル「…………万年、筆?」 俺「ああ。街に出た時、お前がいつも使ってる万年筆が書き難そうだったから、そろそろ替え時かと思ってさ」 成程、確かに決して無駄にもならず、日常生活でも使うことのある、実に彼らしいチョイスだ。 正直に言えば、驚いた。 いつも使っている万年筆は確かにインクがすぐに乾いてしまい、書類のサインをする時も何度か失敗している。 ただ、隊長として熟さなければならない業務に殴殺され、街へと買いに行く余裕もなかったので、仕方なしに現在の万年筆を使っていた。 だが、そのことについてボヤいたこともなかったし、誰かに言ったこともない。ましてや、俺の前で書類仕事をする姿など片手で事足りる程度の回数しか見せていない。 素直に、よくもまあそんなところまで見ているものだ、という感想しか抱けなかった。 ラル「これは、モンブランのものか? 名前も彫ってあるじゃないか」 俺「名前は俺が彫った。ブランドはよく分からんが、長く使うものに金をかけても損はない。まあ、それを一番初めに買ったお陰で、管野なんてタダのものになっちまったけどな」 ラル「――――え?」 万年筆にフラクトゥールの筆記体で彫られた自身の名前も、万年筆の老舗の名前も、俺の何気ない一言で吹き飛んだ。 コイツは今、何と言った……? ラル「え、っと? ……これ、一番初めに買ったのか?」 俺「――ああ、そうだけど?」 ラル「う、嘘じゃないだろうな?!」 俺「何だよ、急に。勝った順番の嘘なんてついて、俺にメリットなんてないだろう」 ラル「これが、一番初め……、最初のプレゼント……」 俺「まあ、渡す順序は変動したが、そう捉えられることも出来るんじゃないか?」 買った順番など気にしていなかった俺は、万年筆に視線を落として表情の窺い知れないラルに首を傾げた。 当のラルは俺の様子を気にしてはいられないほど、感情が爆発していた。 幾度も何度となく溜息を吐き、仲間に嫉妬していた“俺の最初の人ではない”現実が覆り、今や喜びは理性を飲み込む濁流となって心に広がっていく。 唇を噛み締めて耐えねば、だらしなく緩み切った口元と精一杯の笑い声を晒しそう。 皺の寄った眉間は落ちる目尻を精一杯引き上げるため。 きつく閉じられた瞼は流れ落ちようとする歓喜の涙を堰き止める。 胸元に両手で握り締めた万年筆を押し当てて、それら全てに耐え忍び、必死になって冷静な自分を取り繕うとした。 人の喜びは二種類に分けられる。確実に訪れる幸福が目の前に現れた時、そして予想していた幸福よりも訪れた幸福が大きかった時。 果して、ラルはどちらであったのか。わざわざ、言葉にする必要もないだろう。 ラル「……ッ…………ッ」 俺「お、おい、ちょっと大丈夫――――のわぁぁッ!?!?」 気が付けば、ラルは俺の首に両腕を回し、抱きついていた。 いきなり密着した彼女の柔らかい腕と豊かな感触、鼻腔をかけ昇ってくる男を惑わす甘い匂いに驚きの声を上げる。 何が起こっているのか分からない俺は、汗を流しながらもぐっと自分の長ズボンを握って耐えた。 口元には引き攣った笑みを浮かべており、誰の目から見ても明らかに照れている。 首を動かさず、視線だけを動かしてラルを見るが、肩に顔を埋めていて表情を窺い知ることが出来なかった。 ラル「――――す、すまないな。少し、取り乱した」 俺「そ、そうか。落ち着いてくれたなら、何よりだ」 一体どれだけの時間、身体を重ねていたのだろうか。 ラルは何とか感情の波が去ったのか、重ねていた身体を離すが、まだまだ顔を朱に染まっており、決して視線を合わせようとしない。 俺はようやく身体の硬直を解き、深呼吸を繰り返すが、なかなか思い通りにいかないのか、彼女と同じように目が泳いでいた。 互いの鼓動が聞こえそうな距離で言葉よりも先に、ふと二人の視線が交わった。 ラルは深い深い奈落の底を思わせる酷く蠱惑的な黒瞳に魅入られる。 俺はどこまでも澄み渡り、穢れなど何一つ見受けられない青空のような碧眼に釘付けとなった。 まるで磁石が引き寄せられるように、二人の距離は縮まっていき―― 俺「…………誕生日おめでとう」 ラル「ふふ、ありがとう。プレゼントも……何よりお前の最初の人になれて、嬉しかったよ」 ――身を引いた。 どちらかが、先に進むのを怖気づいたわけではない。俺も、ラルも、順序が逆だと思った。 ラルは、たとえ彼の両手が血塗られていようとも、受けいれる覚悟があった。 俺にも、たとえ己の両腕が血塗られていようとも、誰にどう罵られようと手元に舞い込んできた幸せを手放さない覚悟があった。 ただ、そういう関係になるには、まだまだ交わすべき言葉も、重ねるべき経験も、まるで足りていないではないか。 ――それが済んだ時、今の続きを。 口ではなく、その視線で言葉を交した。 俺「じゃあ、お休み」 ラル「ああ、お休み」 それだけ言って、俺は部屋を出て行った。 暫くの間、閉じられた扉を眺めていたが、やがてふらふらと幽鬼のようにベッドまで歩み、今度は空気の抜けた風船のようにふにゃふにゃと倒れ込んだ。 ラル「…………はあ、あのまま」 行き着く所まで行き着いていても、よかったな。そこまで考えると枕に顔を埋めて、うーと唸る。 あのまま自分は続けていたかったと感情が訴えていたが、相手の意志を無視するなと理性が思い止まった。 感情と理性の板挟みに気恥ずかしさと照れ、そして僅かな苦しみを感じながら、ラルはもう一度顔を朱に染めた。 ――そして、自室へと戻る途中の俺は廊下の真ん中でポツリと呟いていた。 俺「…………はあ、あのまま」 ベッドへ倒れこんだラルと全く同じ言葉を吐き、同じ心境となる。そこまで考えて、頭を抱えて蹲った。 お互いに、似たような言葉を口にし、似たような心境となり、似たような行動を取っていた。 ラルは俺のように理性的ではない。もし、俺がほんの少し感情的な人間であれば、結果は変わっていただろう。 二人の行動に笑う者もいるかもしれない。だが、これが二人の在り方であり、歩み寄り方なのだ。 そして最後に、空間の離れた場所で二人はシンクロして呟いた。 『―――――――ふ、不覚』 戻る